掲載日:2023/04/28 |
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氏 名 |
高橋 将太 |
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職 種 |
社会福祉士・精神保健福祉士 |
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所 属 |
市立秋田総合病院 患者サポートセンター |
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趣味・特技 |
T2ジェネラルSC |
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ひとこと |
これからも皆様のお力をお貸しください。よろしくお願いします。自分も頑張ります。 |
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大切にしていること
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私は市立秋田総合病院の高橋将太と申します。この度は日頃より当院の無茶なお願いばかり聞いていただいている秋田回生会病院医療相談室の石塚優吾様よりお声がけいただきバトンを受け取らせていただきました。 私は主に入院・外来問わず精神科分野の業務を行っておりますので、今回は当院の精神科についてご紹介させていただきます。 以前は統合失調症や気分障害の患者様が多かった印象ですが、当院は秋田県認知症疾患医療センターとしての機能も持っていますので最近は認知症の患者様が増えてきている印象です。認知症のことでお困りの際は是非当疾患センターにご相談ください。 精神科の入院病棟は新病院12階に配置されました。控えめに言って眺めがサイコーです。病床数は45床(閉鎖22床・開放23床)で個室が15室(内保護室2室)、2人部屋が15室となっています。旧病院では最大6人部屋でしたが、新病院では個室を増やし、ゆっくり休まれたい方や個室での観察が必要な方などどのような方でも対応できるように配慮されています。当院の特徴は身体合併症を有する精神疾患患 者様の治療が行えるという部分です。ご本人やご家族のみならず、ケアマネジャーや他院からの入院相談にも対応しております。 さて、今回より「大切にしていること」がテーマと伺い、自分が大切にしていることは何なのか文章の締め切り日を超えて考えてみました。 自分は何事にも「遊び」を大切にしています。チャットGPTによると「遊び」とは、『自由な時間を楽しみながら行う様々な活動で、ゲームをすること、スポーツをすること、家族とでかけること、友達と遊ぶことなど様々な形態があり、最も大切なのは、楽しい時間を共有できるということ』だそうです。確かに家族や友人たちとの遊びは人生を豊かにしゆとりを与えるものですが、私のいう「遊び」と は、自動車や自転車のブレーキの遊びのことを指します。 何事も根詰めて取り掛かると、視野が狭くなり、余裕がなくなり、イライラしてしまいますよね。だからこそ心のどこかに「遊び」の部分を残すことによって、ストレスを回避していきます。調べたら心理学的にはメタ認知って言うんですね。 ソーシャルワーカーは、軸はしっかりと持ちながら俯瞰的かつ柔軟な視点が必要だと考えます。そのためには「遊び」がなければ一点集中、強行突破になりかねません。先日も身寄りのない仙台に自宅のある患者さんがどうすれば確実に仙台にたどり着くことができるのかと考えた時に、仙台まで一緒に行くか、秋田駅まで確実に見送るかという選択肢を持ち患者さんと直接相談したところ、その患者さんは高速バスで帰ると言いました。そこではっとさせられました。新幹線だと大曲以降仙台につくまで自由に降りることができますが、高速バスだと途中パーキングエリアでの休憩はあるものの、仙台高速バスセンターまで途中下車はできません。その患者さんはそこまで考えて話したことではないでしょうが、このことで自分の視野の狭さに気付かされました。このようなことがある度に「遊び」は大切だなと振り返っています。 最近、自分の息子も「遊び」の部分を試してきます。これくらいふざけても怒られないな、とか、このくらいならお菓子を食べても怒られないな、とかこちらをちらちら見ながら駆け引きしてきます。そういった感覚を養うのは大切なことですが、自分の嫌な部分は似ないでほしいものです。 次のバトンはいつも頼りにさせていただいている、らいく訪問看護ステーション管理者加賀谷純一様にお願いしたいと思います。加賀谷さん、よろしくお願いします。
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