掲載日:2021/11/15 |
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氏 名 |
小川 江美 |
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職 種 |
医療ソ―シャルワーカー(社会福祉士・精神保健福祉士) |
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所 属 |
秋田大学医学部附属病院 |
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趣味・特技 |
音楽鑑賞・演奏(歌うこと)等 |
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ひとこと |
月並みですが、今を大切に |
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私から多職種へのメッセージ
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大平荘居宅介護支援事業所の三熊美紀子さんよりご紹介頂きました秋田大学医学部附属病院の小川江美と申します。平成15年より医療ソーシャルワーカーとして勤務しております。当院は県内唯一の特定機能病院として、他医療機関では治療が難しい疾患や重症の方が多く治療に臨まれており、地域の関係機関の皆様には日頃大変お世話になっております。 さて、この春、当地域医療患者支援センター・がん相談支援センター1F面談室が1室から4室に増えました。これは、入院予定の患者さん達に対する「入退院支援の充実」を図る為看護師の増員が得られ、現在18名。ソーシャルワーカーは5名で、合計23名の大所帯となり、スタッフルームのみ3Fに移転しております。外来・入院を問わず、患者さんやご家族等の抱える悩み、経済的な不安、福祉サービスや社会保障の活用、退院支援等、様々な気がかりが軽減されるようまずはお話しを伺い、相談対応を行っております。 私達ソーシャルワーカーは、患者さんが病を得て、これまでの生活や環境変化を余儀なくされる場合でも、何があればその人らしく安心して過ごせるかを共に考えます。また、ご相談を受けた際、患者さんやご家族の想いを確認し、大切にしている価値観等を尊重しつつ、安全な療養環境を整える為のお手伝い等を可能な限り行っております。これは、地域で関わる多職種の皆様のご協力があって成り立っていることと思います。引き続き、どうぞよろしくお願い致します。 ここで少し私自身の話をしますと、十年以上前になりますが、自宅で父の最期を看取った経験があります。ケアマネさんはじめ訪問診療や訪問看護等のバックアップを受けながら自宅で家族と共に過ごした日々は穏やかで色濃いものでした。そうした大切な一日一日は何にも替え難く、支えて下さった方々の有り難みを今でも胸に刻んでいます。また、そんな日常の中で、最後となったクリスマスには思いがけず友人ジョエルさんの訪問を受け、父のベッドサイドでクリスマス・ソングのプレゼントを貰い、親子で感動の涙が溢れました。以後、終末期ケアで関わる際には、揺れる心に寄り添いつつ、患者さんのみならずご家族のケアにもより意識をするようになりました。 それでは、次のバトンは介護老人保健施設かみの里で相談室長(介護支援専門員)をされている志の高い照井寿和さんにお渡ししたいと思います。今後共、よろしくお願い致します。
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