掲載日:2021/09/13 |
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氏 名 |
京谷 裕之 |
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職 種 |
薬剤師 |
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所 属 |
中通きょうや薬局 |
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趣味・特技 |
特技:猫と昼寝すること |
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ひとこと |
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私から多職種へのメッセージ
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『訪問看護ステーションつばめ』の榊田さんからバトンを受け取りました、中通きょうや薬局の京谷裕之と申します。 昨年8月、母がステージ4の大腸癌の宣告を受け、今年1月初めに他界しました。亡くなるまでの3ヵ月間ではありましたが患者の家族として、また薬剤師としてターミナルケアに参加させて頂きました。 ―携わって下さった方々に感謝と敬意を込めてー 榊田さんには医療側の多職種連携の現場をまとめて頂き、エンゼルケアでは普段から好んで着ている薄紫色のアンサンブルのニットを着せていただき、まるで普通に眠っているようでした。おかげさまで白装束を着せずに、そのまま送り出しました。告知直後から相談に乗って頂き、自分自身早い段階で看取りの覚悟が出来ました。 『訪問看護ステーションつばめ』の看護師、原田さん、高橋さんには榊田さんを中心にローテーションを組み、毎日毎日長時間に渡るケアで、日に日に低下する母の状態を維持して頂きました。亡くなる数日前に施術していただいた呼吸リハは秀逸でした。呼吸雑音が消え一気に状態が改善したくらいですから。 『太平荘サービスセンター』のケアマネの三熊さんには介護側の多職種連携の現場をまとめて頂き、母の病状に合わせて様々な提案をして下さったり、細かいこちらの要望に対応して常に最適な介護環境を維持して下さいました。 『虹の街』の高橋さんには、その時々に合った介護用具を迅速に手配してい頂きました。『虹の街』の訪問入浴も利用させて頂き、自力入浴出来なくなった母にとっては大変有り難いものでした。 『桜の園』『バイタルケア』のヘルパーさんには、癌のせいかストーマのせいか、味覚の変わった母の食事で試行錯誤を繰り返して頂きました。猫を飼っていたのですが、毎日の掃除のおかげで常に清潔な環境で居られました。 医師会のコロナ対策で忙しい中、訪問診療を引き受けて下さった濱島先生。丁寧なターミナルケアを提供して頂き、母のみならず自分までも精神的に支えて頂きました。濱島医院の看護師さんには、猫の譲渡先の相談にも乗って頂きました。 熊谷先生には、出張中の濱島先生に代わって、最期看取ってもらいました。 連携のお陰で、1ミリの後悔のない看病が出来ました。母にとって残された時間を多職種の方々に共有して頂いた事が、看病する上で何よりも支えになりました。 次は『太平荘サービスセンター』の三熊美紀子さんにバトンを渡したいと思います。
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