掲載日:2020/12/01 |
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氏 名 |
伊藤 幸記聡 |
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職 種 |
短期入所生活介護施設長/居宅管理者 |
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所 属 |
(福)翼友会 ショートステイ・ケアセンターみさご |
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趣味・特技 |
野球、ミニウサギのゲージ掃除、洗濯物たたみ、ゴミ捨て |
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ひとこと |
このコーナーを通じて、皆さまと顔の見える関係を築いていきたいと考えております。 |
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短期入所生活介護施設長のお仕事
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こんにちは、聖徳会の八代さんよりペンを託されました伊藤です。 自分の果たせなかった甲子園への夢をサウスポーの息子に託し、1歳から野球を教え8歳になった現在、右投・右打ちに仕上がり、野球への興味も無くなったため、今度は3歳の娘に野球を教えようと日本シリーズを一緒に観戦していました。 さて、私の仕事は、ショートステイやケアマネを利用されるお客様と職員が「入って良かった」と思える施設作りです。 介護保険ができた20年前は、介護は奉仕の仕事であり、「一生懸命」、「身を粉にして」、「利用者のため」と言いながら熱く、時に無理をしてまでやっていましたが、今は働き方改革や、生活のため他業種から転職された方など、世の中の変化もあって、熱量を持って介護がしたいという人が少なくなったように感じます。ですから、志や価値観の違いを認識して、時にはぐっと我慢して、限られた人材で介護の質を最低限担保し、儲けが少なくても事業を継続させ、利益を職員に還元し、将来展望を持って働いてもらえる施設運営をするのが私の仕事です。 また、地域の所得等の特性も考慮し、利用料金が負担とならぬよう、加算は極力算定せず、市内では1・2を争う低料金の施設になっているのではないでしょうか。他よりお安いのに介護の質はすこぶる、いやまぁまぁ良い、そして職員は在籍年数にとらわれず、スキルやキャリアに応じた待遇を受けられる。そんなお客様、職員が「入って良かった」を追求しています。 ショートステイは、特養などへの待機施設の側面もありますが、その他様々な事情(医療拒否、借金・生活困窮、介護者が障がい者)で利用される方もおり、介護保険以外の各関係機関との連携が大事になります。そしてこれは、聖徳会八代さんが大事にされている「相手の顔も腹も、足の裏も見える関係」です。また、介護関係者とだけ連携が強くてもバランスが悪くなるので、様々な職種の方々との連携も大切にしています。 ご本人の立場になって考えれば、私たちが本来連携しなければならない相手は、医療・福祉に留まらず、地域の異業種や異分野の方々かもしれません。ご本人の幸せを皆が願うことが連携の本質である事を見失わないように、これからも日頃の関りを大切にしていきたいと思います。次回は、総合病院から個人のクリニックを立ち上げ、地域の医療と高齢者を支える俵谷先生にペンを託したいと思います。
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