掲載日:2021/04/16 |
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氏 名 |
藤田 智恵 |
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職 種 |
大学看護教員 |
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所 属 |
秋田大学医学部保健学科 |
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趣味・特技 |
3歳の息子に電車の種類を教わること |
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ひとこと |
これを機会にみなさまとつながりを持ち続けたいです!よろしくお願いします。 |
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大学の看護教員のお仕事
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みなさま、こんにちは。秋田大学医学部保健学科で看護教員をしております、藤田智恵と申します。地域看護学分野に所属し、主に在宅看護、地域看護の教育に携わっております。県内の総合病院、地域包括支援センターで看護職を経験し、母校でもある本学の教員になっておよそ10年が経とうとしております。 さて、今回は大学の同級生であるOT原田氏よりバトンを受け取り、大学の看護教員のお仕事についてご紹介したいと思います。まず簡単に述べますと、看護師、助産師、保健師の養成に関する教育が主な仕事ですが、私は看護師、保健師養成に携わっております。1年生から4年生まで学生がおり、レベルに応じて担当する科目を教授しています。最近は、新型コロナの影響により、オンラインツールを使いこなす日々も続いています。大学生ですので、学生の自主性を尊重しつつ、講義や演習、実習、卒業研究を通じて、学生と濃密な時間を過ごしています。特に、実習は、学生が不安やプレッシャーなどに直面してしまうことも少なくありませんが、一方で学生の成長場面に触れることのできる貴重な機会でもあり、コミュニケーションを密にして、「学生とともに考える時間」を大事にしています。 何だか偉そうに書いてしまっていますが、私も最初からこのようなモットーを持ち続けていたわけではありません。教員になりたての頃は、「教員とはこうあるべき」論が自分の中に色濃くあって、とにかく学生に指導しなきゃ、なめられたら終わりだ!!と思って学生に接していました(笑)でもある時、上司から「藤田さんは、今までも患者さんや地域住民にそんな姿勢で接していたの?教育分野に来たとしても、自分が対象と向き合うスタンスを大きく変える必要はないのよ」「教育しているというより、仲間を育てている感じでいいんじゃない」と言葉をかけていただきました。さすがは上司!すべてお見通しだったのですね…。そんなお言葉をいただいてからは、胸につかえていたものがとれ、学生との気軽なコミュニケーションを通じて、正直な自分を学生に見せすぎているのか、「先生は教員のようで教員っぽくない」と学生から言われてしまうこともあります…。まぁ何はともあれ、学生が修業年限を全うし、無事に国家試験合格、希望の就職先で従事できるよう、日々サポートに徹しております。 このほか、大学教員の仕事には、「研究」「社会貢献」も求められており、教育活動と並行して、専門分野に関する研究活動や、地域での講演活動等も行っております。実践現場から離れてしまい浦島太郎になっている部分が多々ございますので、地域の専門職のみなさまから教えていただき、今後も研鑽を積んで参りたいと思っております。 次回は、八橋地域包括支援センターの認知症地域支援推進員 沼田未来夢さんにバトンをお渡しします。
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