ペンリレー
冬の楽しみ
玉木内科クリニック 玉木 真実

グルメで着物男子の秋田往診クリニック 駒形先生からバトンを受け取りました、玉木内科クリニックの玉木真実と申します。駒形先生は飾らないお人柄でその人気は医療業界にとどまらず、つい先だって、私の子どもたちの習い事関係の方も「以前気さくなお医者さんと一緒に飲んだことがあって、駒形先生ってわかりますか?」とのこと。「おー、駒形先生!わかりますよ!」と盛り上がってしまいました。駒形先生、バトンを有難うございます。
さて、いつまでも暑いと思っていたら急に冷え込むようになってきて、もはや冬の気配を感じるようになってきました。私には子どもが3人おりまして、上から小6男子、小4女子、年長女子です。それぞれ違うことをやりたいと言い出したら送迎するのに私の身体が足りないなと思っていたところ、2年前から3人まとめてフィギュアスケートを習っています。一か所で済むのが実に親孝行です。
きっかけは長女がフィギュアスケート体験会のチラシを持って帰ってきたことでした。同級生が習っていて、誘ってくれたとのこと。普段あまり主張をしない長女に「絶対行きたい!」と懇願され、私も重い重い腰を上げ、初めて県立スケート場にやってきました。一度体験したら「楽しい!続けたい!」と長女に火がつき、その場でフィギュア部に入部希望。長男と次女は純粋な付き添いでしたが、見ていたら楽しそうだったようで次々に「自分もやりたい」と。最初はなかなか滑れず、転んでは立ち上がり、立ち上がっては転んで、見ていても痛そうなことが多々ありましたが、めげずに立ち上がる姿が我が子ながら頼もしいです。まるで赤ちゃんの時に一生懸命つかまり立ちできるようになった時、伝い歩きを始めた時を再び見守っているかのような気持ちで、喜びと感動をもらっています。最近はスピンやジャンプを練習していて、いっぱしのスケーターのようになってきました。
実は私、子どもたちの前では見ていなかったのですが、フィギュアスケート観戦が元々大好きです。早稲田大学人間科学部を卒業後、弘前大学医学部3年次に編入させていただいた今から20年前、その一年間は2年次の生理学・生化学などと3年次の全ての単位を取らなくてはならずテスト期間のスケジュールがとんでもないことになっていました。ちょうど生理学の試験の前日にトリノ五輪フィギュアスケート女子フリープログラムがあり、試験続きで朦朧とするなか勉強そっちのけでテレビに見入っていました。優勝候補たちが次々にミスをする中、颯爽と現れた荒川静香選手がノーミスで滑り切り、会場が割れんばかりの拍手とスタンディングオベーションになったことを今でも強烈に覚えています。また、研修医の時に開催されていたバンクーバー五輪は浅田真央選手とキム・ヨナ選手の実質一騎打ちでした。2人の演技がちょうどお昼過ぎの時間帯で、「あわよくば試合が見れないかな、研修医なのにすみません」とおそるおそる医局のドアを開けたら、ほとんどの先生が医局で観戦していて何だか嬉しい気持ちで試合を見届けました。
今年のオリンピックイヤーで、坂本花織選手が引退するとのこと。昨シーズン後の「来シーズンで引退する」「引退の年はこの曲を使うと決めている」とのインタビューを拝見しては、なんと覚悟の決まった人なんだろう、普段からどれだけ研ぎ澄ましているんだろうと、はるか年下ながら敬服してしまいます。今年は他にも注目選手がたくさんです。ミラノとの時差を考えつつ、これまでは一人こっそりフィギュアスケート観戦していたのが、今年は子どもたちと一緒に応援できるかなと楽しみです。もしお子さんがフィギュアスケートを習いたいと言っているんだけど、という先生がいらしたら、是非お気軽にお声がけください。
次のペンリレーは笑顔の素敵な市立秋田総合病院 陳開先生にバトンを渡したいと思います。宜しくお願いいたします。