トークリレー
138-ジョーンズ佳子
- 氏 名
- ジョーンズ佳子
- 職 種
- 理学療法士
- 所 属
- 秋田リハビリテーション学院、ごてんまりZ訪問看護ステーション
- 趣味・特技
- 散歩・ハイキング
- ひとこと
- どうせやるなら、楽しんでやろう! 「The labor we delight in cures pain.」byシェイクスピア
私のルーティン
理学療法士のジョーンズ佳子と申します。主任介護支援専門員 佐藤かおりさんから、バトンを受け取りました。彼女とは、以前勤務していた医療法人で出会いました。佐藤さんは、素敵でお話をしていて楽しい、シゴデキ(仕事ができる)な同僚でした。
「私のルーティン」ですが、書き始めるにあたり、いろいろ考えました。ルーティンと言ってもいろんなルーティンがあります。1日の始まりのルーティン・歯磨きや食事のルーティン・週単位や月単位・年間のルーティン等があります。悩んだ末、「私の教員としての一年間のルーティン」を書こうと決めました。医療介護福祉の専門職である読者の皆さんは、教員のルーティンはご存じないのかな、と考えたからです。
私は今、非常勤で訪問リハビリテーションの仕事にも従事しながら、理学療法士を養成する教育機関の教員をしています。教員生活も7年目を迎え、一年の流れが自分の中に自然と刻まれるようになってきました。教員の仕事は日々の授業だけではなく、行事や学期ごとの節目、そして年度全体の大きな波がいくつもあります。その波に飲み込まれないために、私は自分の心と身体を整えるルーティンを大切にしています。
春、一年の始まりである4月は、まるで新しい空気を吸い込むような季節です。新入生の表情には緊張と期待が混ざっているように感じられます。私は朝、学校に入る前に必ず深呼吸をします。年度初めの仕事の丁寧さが一年の土台になると考えています。
夏が近づくと、前期のまとめと試験が始まります。学生の頑張りを見届けながら、自分自身も授業の反省をしています。夏休みは決して“休み”ではありません。後期の授業計画を練り、資料を整え、臨床実習中の学生のフォロー、その他の業務も多く抱えています。
とはいえ、私は年間を通じて必ず、自然の中を歩く時間を作っています。山や野の木々の匂いを感じながら歩くと、頭の中に少しずつ余白が戻ってきます。これが私のリセット方法のひとつです。
秋から冬にかけては、教員にとって“実り”を感じる季節です。学生の表情が変わり、学びが深まっていくのがわかります。多忙を極めますが、同時にやりがいも大きく感じる時期です。私はこの時期、夜に短いストレッチと、ただボーッとする時間を作ることを欠かさないようにしています。短い時間だけでも自分の身体に戻る時間をつくろうと心がけています。
国家試験準備が始まると、学校全体の空気が変わります。学生の不安、焦り、期待。それらを受け止めながら、教員としての責任も重くのしかかってきます。授業、補習、個別相談等、日々が本当に濃密です。私自身もプレッシャーを感じますが、朝は必ず温かいコーヒーを飲んで深呼吸をする、“自分のためのルーティン”をできるだけ崩さないようにしています。自分の心が折れないようにするための私の小さな支えとなっています。
年度末、国家試験が終わり、卒業式が近づくと、ようやく静けさが戻ってきます。学生たちの晴れやかな顔を見ると、これまでの重さがすべて報われる気がします。そして私はまた、次の春に向けて心を整え始めるのです。教員としての一年は、まるで四季のように巡り、繰り返されます。その中で、自分のリズムを守ることが、私にとっての“働き続ける力”になっていると感じています。これからも私は、自分の心と身体のルーティンを大切にしていきたいと思っています。
次回は、秋田県リハビリテーション専門職協議会で一緒に活動をしている仲間の、ほのぼの苑の言語聴覚士の袴田恵子さんをご紹介します。いつも迅速に確実に仕事をしてくださる、何より頼りになる袴田さん!よろしくお願いいたします。