掲載日:2024/07/16 |
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氏 名 |
佐々木 奈々子 |
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職 種 |
保健師 |
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所 属 |
泉地域包括支援センターリンデンバウム |
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趣味・特技 |
フィットネスと、合間の休憩時間のおしゃべり。音楽鑑賞。 |
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ひとこと |
写真は大切な友人達と。左から山田真理さん、私、リマ・マハラザンさん |
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大切にしていること
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ホームホスピス秋田訪問看護ステーションの三浦朋子さんからバトンをお繋ぎ頂きました。いつも冷静で優しく、知識が豊富な朋子さん。一緒にいると安心できました。 私が大切にしていることについてのご紹介です。ひとつは、がん患者会のサポートがあり、関わりの最初は9年前にさかのぼります。少し長くなりますが、思い出も交えてお伝えしたいと思います。当時神奈川県藤沢市の医療法人に勤めていた私が、ふらり立ち寄った在宅診療部のお部屋。目にとまったのは「茅ヶ崎にがん患者サロンを作りませんか?」と書かれた一枚のご案内でした。主催は藤沢市のお隣茅ヶ崎市のクリニックに勤める医師。在宅診療部の職員に参加者はいませんでしたが、私は強く心を揺さぶられて出席する事にしました。緩和ケアをよく知らない、介護予防に熱中していた臨床経験のない私。どことなく場違いに感じながらも、患者会の立ち上げと、開設してからは継続支援に注力することになります。 たくさんの患者会を見学し、代表の方に会いました。心に残っているのは、スキルス胃がん患者・家族会「希望の会」代表の言葉です。「僕は孤独だった。絶望を感じていた。そんな時、手をさしのべてくれる仲間がいた。一緒に歩む仲間や家族がいて 希望の光が見えた。この会があなたの光となりますように」。自分達が始めようとしているこの小さな取り組みは、社会にとってとても意味のあることと確信しました。 「湘南がんサポート委員会」と名付けた委員会のメンバー構成は、代表の医師、訪問看護師、薬剤師、ピアサポートも務める介護士、保健師の私。オフタイムにみんなで行った、桑田佳祐さんの親族が経営するお店。焼き肉食べて、楽しかったな。湘南ライフを充分に満喫できたのも、この活動のおかげです。湘南がんサポート委員会が開設したがん患者サロンは「コクア会」と名付けました。月に一度2時間、参加費を頂いて茅ヶ崎市内の公共施設を会場とする院外型サロンです。当事者団体に興味をお持ちの方は、是非ホームページhttps://shonangansalon.wixsite.com/kokuaをご覧頂きたいです。 私が故郷秋田に住まいを移す事を決めた時「離れていても心は繋がっている」と、手作りのアルバムにたくさんの写真・メッセージと笑顔で送り出してくれた委員会のメンバーたち。寂しく、心細かったけど、嬉しかった。私の宝物になっています。 帰郷をして程なく、がん患者会を主催する方々との出会いがあり、イベントの手伝いをするようになりました。現在はがん征圧・患者支援チャリティ活動「リレー・フォー・ライフ・ジャパンあきた」https://sta.relayforlife.jpの副実行委員長として、9/21(土)千秋公園を会場に行われるイベントの準備をしています。患者さん同士が繋がり、療養中の支えとなる仲間と巡り合えるような場を提供出来ればと思っています。実行委員長の守田(秋田厚生医療センター呼吸器内科)が講演の際に引用していた「人生は短い。情熱を身にまとい、自分の夢を生きよう」と締めくくるニューヨークHolstee社のマニュフェスト。とても共感でき、これまで患者会で知り合った患者さん方から教えて頂いた言葉のような気もしています。 今回執筆の機会を頂き、改めて私の人生は人との出会いでできていることが分かり、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。 次回は秋田ワークセンターの介護福祉士佐藤大志さんにお繋ぎ致します。親切で頼りがいのある方。これからもお世話になりたいと思っています。
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