掲載日:2024/06/03 |
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氏 名 |
安藤 雅子 |
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職 種 |
乳がん看護認定看護師 |
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所 属 |
市立秋田総合病院 緩和ケア病棟 |
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趣味・特技 |
末っ子を愛でる |
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ひとこと |
未熟者ですがよろしくお願いいたします |
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大切にしていること
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当院皮膚・排泄ケア認定看護師の舟山さんよりバトンを頂きました、同病院緩和ケア病棟師長の安藤雅子と申します。日頃から舟山さんには褥瘡予防やケアに対し多くの助言をいただいております。気さくでユーモアと行動力のある舟山さんは、とても頼もしい存在です。 現在私は緩和ケア病棟の師長として勤務しておりますが、乳がん看護認定看護師としても細々と活動しております。入職2年目に乳がん看護の道を志したいと思い、2014年に認定看護師の資格を取得しました。たくさんの乳がん患者さんとの出会いは、苦しい経験も多くありました。当時妊娠中の私に、治療で妊娠の道を断たれた患者さんから「うらやましいな」と言われたときの複雑な思い。「がんはね、事故と違っていろんな準備ができるからいいんだよ。」と長い治療を終え小さな子供を残して逝った同じ年の患者さん。告知後「何がわかるのよ!簡単に声をかけないで!」と言われ、ただただ謝るしかなかったこと。乳がんをもっと勉強し、同じ女性としても人生の経験を積んで、早く年を取って患者さんと関わりたい!そう思ってきたのに、年をとっても未だわからないことだらけで、悩みと反省はつきません。 前置きが長くなりましたが、そんな私が大切にしていることは、「ひとまず受け止める」ということです。認定看護師養成学校時代、実地研修に入る前に言われたひとこと、「あなたの価値観を一度フラットにしてみなさい。決してできることではないけれど、相手を知り受け止めるにはその努力が必要です。」。日々の看護の中で私はこの言葉を大事にしてきました。咀嚼するのに時間がかかってしまうことも多いのですが。緩和ケア病棟においても毎日患者さんに多くのことを学ばせていただいております。私も病棟自体もまだまだ未熟ではありますが、スタッフ皆が心のこもったケアに努めております。療養の場の選択肢の一つとしてご検討いただければと思います。 さて、次のバトンは、はしづめクリニック院長 橋爪隆弘先生にお渡しします。私が乳癌と出会うきっかけをくださった先生です。今や、山の酸いも甘いも知り尽くした山登りのプロとなっています。仕事でも山でもそのフットワークの軽さには脱帽です。橋爪先生よろしくお願いいたします。
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