表2 降圧目標
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診察室血圧 |
家庭血圧 |
若年者・中年者 |
130/85mmHg未満 |
125/80mmHg未満 |
高齢者 |
140/90mmHg未満 |
135/85mmHg未満 |
糖尿病患者
CKD患者
心筋梗塞後患者 |
130/80mmHg未満 |
125/75mmHg未満 |
脳血管障害患者 |
140/90mmHg未満 |
135/85mmHg未満 |
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注:診察室血圧と家庭血圧の目標値の差は、診察室血圧140/90mmHg、家庭血圧135/85mmHgが、高血圧の
診断基準であることから、この二者の差を単純にあてはめたものである。
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表3 心血管病の危険因子
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高齢(65歳以上)
喫煙
収縮期血圧、拡張期血圧レベル
脂質異常症:低HDLコレステロール血症(<40mg/dl)
高LDLコレステロール血症(≧140mg/dl)
高トリグリセライド血症(≧150mg/dl)
肥満(BMI≧25)(特に腹部肥満)
メタボリックシンドローム
若年(50歳未満)発症の心血管病の家族歴
糖尿病:空腹時血糖≧126mg/dlあるいは
負荷後血糖2時間値≧200mg/dl
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表4 臓器障害/心血管病 |
脳
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脳出血・脳梗塞、無症候性脳血管障害、一過性脳虚血発作 |
心臓 |
左室肥大(心電図、エコー)、狭心症・心筋梗塞・冠動脈再建、心不全 |
腎臓
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蛋白尿(尿微量アルブミン排泄を含む)、低いeGFR(<60mL/分/1.73�u)、慢性腎臓病(CKD)・確立された腎疾患(糖尿病性腎症・腎不全など) |
血管
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動脈硬化性プラーク、
頸動脈内膜・中膜壁厚>1.0mm、大血管疾患、
閉塞性動脈疾患(低い足関節上腕血圧比:ABI<0.9) |
眼底
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高血圧性網膜症 |
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表5 (診察室)血圧に基づいた脳心血管リスク層別化
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血圧分類
\ (mmHg)
リスク層(血圧以外のリスク要因) |
正常
高値血圧
130〜139
/85〜89 |
�T度
高血圧
140〜159
/90〜99 |
�U度
高血圧
160〜179
/100〜109 |
�V度
高血圧
≧180
/≧110 |
リスク第一層
(危険因子がない) |
付加リスクなし |
低リスク |
中等リスク |
高リスク |
リスク第二層
(糖尿病以外の1〜2個の危険因子、
メタボリックシンドロームがある) |
中等リスク |
中等リスク |
高リスク |
高リスク |
リスク第三層
(糖尿病、CKD、臓器障害/心血管病、3個
以上の危険因子、のいずれかがある) |
高リスク |
高リスク |
高リスク |
高リスク |
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