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<春夏秋冬>

発行日2002/06/10
土崎病院  阿部二郎
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編集後記
 
 4月より会報の編集員になりました。まったくの初めての経験で、思えば小学校時代にがり版と輪転機で学級新聞作りで悪戦苦闘して以来のことです。毎月なにげなく目を通していた秋田市医師会報でしたが、編集員会に出てみて初めてその大変さが感じられたと同時にとても親密感を覚えました。送られてくる会報が、新しい教科書をもらった時の感触に近いものを感じました。現在ではパソコンが普及し活字も簡単に手直しできる時代ですが、便利な機械の無かったころはさぞ大変だったと思われ、休む事なく毎月発行され続けた会報の使命を改めて感じました。
 思い起こせば、小学校の給食では脱脂粉乳(つい最近は子牛に与えていたそうですが)が毎日でて、今話題の鯨も週に一度は食べていたように思います。以前は普通であったことが、何年かすると非常識のように問題となることは、医療分野でも度々経験するようです。科学の進歩は目まぐるしいのですが、絶えず国力の競争に利用され、本来人間の幸せに利用されるべきなのに、少し残念に思います。
 時間とともに人の記憶は薄れるが、だからこそ人間は文字を使い、自分らしい表現で記録することを好んで行うと同時に、過去の記録を振り返りその当時の苦労や努力を思い出し、さらに行うべきことを学ぶものだと、高校時代に教わりました。
 釈迦に説法ではありませんが、秋田市医師会報ではペンリレーのほかに、会員先生方からの投稿を受け付けておりますので、時には、ご自分の文章を手に取って振り返ってみてはいかがでしょうか。せっかく、会費も収めているのですから、おおいに利用してみませんか。
 
 春夏秋冬 <編集後記> から