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<春夏秋冬>

発行日2023/10/10
東通り こどもとアレルギーのクリニック  小松 真紀
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締め切りとの戦い
 
 「スライドを共有します」プレゼンテーションで最近よく使われます。以前は「スライドお願いします」で始まっていました。当時はスライドを操作してくれる方がおり、「スライドお願いします」「次お願いします」と進み「スライドありがとうございました」で終わっていました。物理的なスライドが存在し、ワープロ打ちした原稿を写真屋さんに持ち込んでスライドを作ってもらっていましたので、自ずと逆算して発表前の締め切りが決まってしまいました。また、その頃は下っぱの身分でしたので上級医のチェックも必要で作り直しの時間も考えると2週間くらい前までには何らかの形に仕上げることを求められました。
 その後パソコンによるスライド作成が可能となりフィルムネガまでは自分で取り込み、それを持ち込めば翌日にはスライドを届けてくれるようになり、締め切りが伸びました。さらに進化し、現在ではデータを持ち込むことでプレゼンテーションが成り立つようになり、スライド作りの締め切りは極限まで達しました。直前でも変更可能であり、発表時間内であれば枚数のことも考えなくても良くなりました。
 この夏、演題発表に向けてスライド?作りをすることとなりました。新型コロナウイルス感染症の影響でいろいろな会が行われなくなり、発表する機会がなくなり本当に久しぶりのことでした。研究会前日に締め切りを自分の中で設定していたところ、世の中は変わっていました。メーカが協賛する会であったため、突然担当者が訪問してきて「本社でのスライドチェックがあるので2週間前までにデータをください」とのこと。大慌てで作り始めて約束の日にはデータを渡すことができ、やれやれと一息ついた矢先に豪雨による水害が起こり、結局その会は延期(中止?)となり、スライドはお蔵入りになりそうです。その頃から、この会報の編集後記の担当が回ってくることを意識はしていましたが、今回もギリギリ粘れるところまで粘って締め切り間際の提出となっております。締め切りがどうなろうとも結局は前日が勝負どころであるのはいつも変わりません。
 
 春夏秋冬 <締め切りとの戦い> から