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<春夏秋冬>

発行日2022/08/10
東通り こどもとアレルギーのクリニック  小松 真紀
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いつまで続くのか
 
 この度、引き続き2期目の会報編集委員会の担当理事となりました。前期就任時はその前年からの新型コロナウイルス感染により様々なことに影響が出始めていました。座談会による特集は早々に中止することが決まり、翌年には「コロナ総括」的なテーマで座談会を行うような話が会報編集委員会でなされていましたが、2年連続で中止となりました。1期目の2年間で新型コロナウイルス感染のピークは何度かありましたが、昨年末から問題となりつつあったオミクロン株が秋田でも年明けから増加し、これまでにもないレベルの新規陽性者数が連日みられるようになりました。小児では休園・休校、学級・学年閉鎖などが途切れることなく行われている状態が続いていましたが、ようやくその第6波も終わりが見えてきたためそろそろ今までを振り返るような雰囲気にもなり、7月号で「おうち時間で始めたこと」という特集を組みました。これにはたくさんのご寄稿を頂き、感謝申し上げます。新期の委員での会報編集委員会を7月6日に開催し、心機一転今後の活動に向け色々な企画が提案されました。しかし、この頃東京を中心に感染者数の下げ止まりから若干の増加が見え始めていたので、漠然とした不安はありました。次回号でのこの「春夏秋冬」の執筆担当は私の順番で、いつも締め切りギリギリか締め切り過ぎの提出となり、医師会会報担当事務の方には迷惑をかけてしまうので、そうならないように準備を進めておりました。もちろん、このまま第6波が沈静化することを前提とした内容でした。
 第7波の認識宣言はこれまでの時とは違い早いものでした。そんな中でも秋田県は新規発生者数の増加はかなり抑えられて一時期全国で一番少ない日もありましたが、秋田県でも第6波のピーク並みになるのには時間を要しませんでした。7月2週目には増え始め、3週目にはその勢いは一気に増しました。それと共に、今回こそはと準備をしていた7月19日締め切りの「春夏秋冬」の原稿はお蔵入りとなってしまいました。「全国旅行割」も延期が決まり、今までにも「Go To・・・」が準備はしたもののその後どうなったというものもありました。新型コロナウイルス感染の取り扱いが今のまま続くのなら、「コロナが落ち着いたら」ということの話をするのには無理があるのかもしれません。新型コロナウイルス株は当初、発見された国名がつけられていましたが、途中からギリシャ文字のアルファベット順で呼ばれるようになりました。途中ニュー(ν)とクサイ(ξ)が飛ばされ、オミクロン(ο)は15番目ですので残りは9文字ですが、オミクロン株では亜種への変異が問題となっています。
 急遽原稿を書き直している7月16日、テレビでは3連休を利用してお出かけする羽田空港の様子が映し出されており、新型コロナ感染拡大前の8割近くまでに回復しているとのこと。高校野球甲子園地方大会も応援を交えた熱戦模様が報じられ、夜になると竿燈祭りへ向けての練習の風景を見ると、懐かしい「夏」を少しずつ思い出します。この後続く「秋・冬」はどのようになっていくのでしょうか。
 
 春夏秋冬 <いつまで続くのか> から