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<春夏秋冬>

発行日2014/02/10
おのば田中レディースクリニック  田中 秀則
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日曜の午後に
 
 特に行事がない時の日曜の午後は、もっぱら、趣味で、御所野の英会話教室に行っています。英会話を通じて、異文化を知るだけでなくて、コミュニケーション能力を磨いたり、また、異業種の方たちとの会話は、とても、新鮮で、気分転換にもなります。私の医師会担当の仕事は、会報とか広報関係が多いのですが、そんな中で、英語のプレゼンテーションに、最近、興味を持っています。皆さんご存知のように、2020東京オリンピックが決定した時の最終プレゼンテーションでは、多くの皆さんが、英語を用いたスピーチが印象的でした。評価はさておき、安倍首相の「under control」も印象的でしたし、佐藤真海さんのスピーチは、健康的で、さわやかで、私はすっかりファンになってしまいました。やはり、英語でスピーチすることは、多くの海外のオリンピック委員へ影響を与えることは、間違いなさそうです。
 昨日、テレビで、本田圭祐選手が、あこがれのACミランへ移籍入団するときの会見は、とても、衝撃的でした。あれだけ、注目されていて、多くのメディアがいる中で、フリーの質問に英語で答えるなんて、彼がどれだけサッカーの情熱を持っているのか、伝わってきました。私は、YouTubeから、彼の会見でのスピーチを聞きました。使っている英語のフレーズは、高校生レベルくらいでしたが、予想されないような質問にも、ユーモアを交えて、答えているのには、驚きでした。イタリアの記者から、「日本の友人は、本田選手が、侍の精神をACミランに運んでくれると、言っているが、どう思うか?」の微妙な質問にも、ブロークンながら、彼は、「I never meet SAMURAI. So I don`t know that is true, but I think Japanese man is never give up・・・ 」と、「私は、侍に会ったことがないので、それが、本当かどうかわからないけど、日本の男性は(侍のように)決して、諦めない・・」と、堂々と答え、イタリアの記者たちに、強いインパクトを与えていました。英語でスピーチすることは、日本をグローバルに世界に発信し、日本の存在を強く印象付けることができるのだと、思いました。
 小学校教育でも、英語教育が導入され、大学受験でも、TOEICが導入されつつあります。世界のグローバル化、国際化が進む中で、医療においても、英語が、必要とされる時代が、訪れると思います。いろいろなプレッシャーがある中で、「いいものは、良い。ダメなものは、ダメ」と、英語で話せれば、最高ですね。場所柄、よくAIU(国際教養大学)に行く機会が多いのですが、大学内の廊下の壁に、「Beyond the limits.(限界を超えて行け!)」って、スローガンらしきものが貼られているのですが、それを、私は、見るたびに、背筋が、ピンと張ってきます。
 
 春夏秋冬 <日曜の午後に> から