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<春夏秋冬>

発行日2013/02/10
秋田赤十字病院  大嶋 厚志
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鷹のエース、秋田県出身、攝津正投手、沢村賞!
 

私は運動神経がゼロですがスポーツ観戦は好きで、秋田には珍しい30年来のソフトバンク・ホークスファン(プロ野球、パリーグ)です。その頃は南海ホークスでしたが意外と強く、1973年、野村克也捕手が監督兼任でリーグ優勝を果たしましたが、その後25年は低迷を続け1999年に王貞治監督で日本一を達成しました。その後、2000年はリーグ優勝、2003年は日本一となりました。翌2004年に3位までのチームで決定戦を争うプレイオフ制が導入されてからはその壁をなかなか突破できずにいましたが2011年は久々に日本一となりました。
2012年のパリーグ公式戦では打撃陣が振るわず3位に終わり日本シリーズにも進出できませんでした。しかし、投手陣はリーグトップの防御率2.56をマークしました。その投手陣を牽引したのが本県出身で、ドラフト5位で入団し、今やホークスのエースに成長した攝津正投手です。攝津投手は17勝をあげ勝率7割7分5厘で最多勝、最優秀投手(13勝以上かつ最高勝率)の2冠に輝き、さらに年間を通して最も活躍した先発完投型投手に贈られる沢村賞を受賞しました。来季の推定年俸は2億9千万(に加えてタイトル科3千万)となり、来季5年目の年俸としてはあのダルビッシュの2億7千万を抜いて史上最高額となりました。家族で見に行った、忘れもしない2012年8月1日のこまちスタジアムのナイターでは、プロ入り後初めてとなる故郷での初登板で、県内から駆けつけた大勢のファンや親戚、友人らの前で3対0のシーズン初完封にして10勝目となる勝利をあげヒーローインタビューを受けました。今はケーブルテレビで全試合を観戦できる時代になりましたが、やはり球場に足を運んでの観戦は選手たちの息遣いや観客の熱気が感じられ感慨もひとしおです。
今季のホークス先発投手陣は昨季の勝ち頭の攝津、左のエースの大隣、山田、弱冠19歳の武田とともに、元ホークスでFA宣言しバファローズから戻った寺原、ドラフト1位入団の東浜等が先発枠をうめることが期待されます。リリーフ陣は、昨季65試合に登板した森福、自責点ゼロを開幕から46試合続けた岡島に加え、日本球界でセーブ王に輝いたこともありメジャーリーグから復帰した五十嵐、トレードで加入した江尻と山本などが補強されました。投高打低だった打撃陣は現有戦力のかなりの底上げが必要と思われます。現役大リーガー、ラヘアを含む外人野手2名を獲得し松田、ペーニャとクリーンアップの座を争うものと期待しています。
秋山監督が常々望む「高いレベルの競争からのレベルアップ」を実現してリーグ制覇と日本一を是非とも実現して欲しいものです。
 
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