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<春夏秋冬>

発行日2009/07/10
中通総合病院  清澤 美乃
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やさしい重曹生活
 
 2年前に「重曹物語」を買いました。目的はその売り文句通り~お料理からお掃除まで使い方いろいろ~のためでした。自然素材で良いと思いました。最初は粉を振りかけて拭き取るだけでしたが、昨年から重曹の本が続々出版され、世の中“Ecology&Economy”のため様々な工夫があることを知りました。故に今回はエコ&Ecoがテーマです。
 まず重曹とは:湖底から堀り出される天然のミネラル分で炭酸水素Na=弱アルカリ性の物質です。発見は開拓時代のアメリカ。人体に無害な天然パウダーで、汚れ落としや研磨剤、また消臭・吸湿作用もあります。料理ではお菓子作りの発泡・膨張作用やあく取りとしても使われます。さらにクエン酸も使うことでアルカリ⇔酸による中和作用が効果を高めます。これらはスーパーや薬局で安価で購入できます。
 では以下、実践編。重曹の使い方は3つ:粉のまま、溶液(湯250ml+重曹大1)、ペースト(湯1/3C+重曹1C)が基本。保存は可愛い調味料入れやスプレーボトル、密閉容器などで。そしてサポートするグッズを揃えます。古布、アクリルたわし(アクリル毛糸でガーター編みした正方形や円形の物)、古ハブラシ、綿棒、使用済み割り箸&カードなど。
 すると実にいろいろなことが出来ます。でも出版本を見るとあまりに用途が豊富で、疲れてしまうので、私が日常行っていることを紹介します。キッチンでは排水口に重曹1C+沸騰させたクエン酸水(水200ml+クエン酸小1)→ブクブク泡立ち!により、ぬめり汚れが解消します。レンジ回りや換気扇は重曹粉やペースト+クエン酸水とアクリルたわしで簡単に汚れが落ちます。魚はトレイに重曹粉を敷くと匂いは残らず、焼き上がりパリッ。リビングでは自宅の床材が柔らか素材のため、最初は手入れがわかりませんでしたが、今は重曹ペーストで汚れを取りクエン酸スプレーで磨きをかけています。トイレやお風呂場の壁・床も重曹粉とクエン酸スプレーで輪ジミ、黒ずみやぬめりは全くありません。クローゼットや下駄箱は重曹入り匂い袋でクリーンに。さらにフェイス&ボディケアや洗濯に利用する方法もあります。守備範囲広し!
 エコ&Ecoに執心はしていませんが、このように重曹生活は自然に優しい天然素材のため無臭・無刺激でとても心地よく使え、毎日の小さなお掃除を積み重ねると大きなお掃除は不要になっていきます。故に皆様にも是非!重曹生活をお勧めします。

 
 春夏秋冬 <やさしい重曹生活> から