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<ペンリレー>

発行日2021/06/10
ほいずみ内科クリニック  保泉 学
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初めまして
 
 2021年4月から菅原内科クリニックを継承させていただきました。前院長の菅原真砂子先生が1985年に開業されたとき、私はまだ3歳でした。この頃は医師になるとも考えていなかったはずなので、それから月日が経ってこのような御縁をいただいたことに不思議な感慨とともに大変感謝しております。
 医師会に入会させていただいてからまだ日が浅いのですが、早速、同級生の山﨑先生からペンリレーの指名がありました。最初なので自己紹介をさせていただきます。私は秋田大学医学部附属病院で生まれましたが、幼少期は警察官であった父の転勤の都合で小学1年まで主に由利本荘市で過ごしていました。由利本荘は私にとって第二の故郷と感じており、幼児期の懐かしい思い出があります。小学2年からは父が旧由利町の駐在所に転勤になったため、転校しなくてはいけなくなりました。今後転校続きは可哀想だという親の配慮もあり、母の実家である秋田市下新城に転居し、地元の小学、中学、高校を経て大学も実家暮らしでした。卒後は秋田組合総合病院(現在の秋田厚生医療センター)で初期臨床研修を行い、3年目からは大学病院の老年科(現在の糖尿病・内分泌内科)に入局して専門研修を始め、4年目は市立秋田総合病院に1年間勤務しました。同院の最終勤務月に東日本大震災が発生し、当日たまたま救急の当直で混乱した状況を目の当たりにしました。同年4月から大学病院に戻り、同時に社会人大学院として入学しました。同年6月には甚大な津波の被災地である陸前高田市に1週間医療支援に行かせていただき、貴重な経験となりました。それから2年後に結婚し、基礎研究を本格的に始めました。その後、二人の娘に恵まれ、4年前に新居を構えることができました。一方で研究はなかなか思うように進まず、かなり苦労しました。4年前にやっと論文が完成し、いろいろな雑誌に投稿したものの拒否されたり追加実験を要求されたりするなど時間を要しました。追加実験は残念ながら成功しませんでしたが、2年前にようやくある速報誌に受理されて大学院を卒業することができました。その後どうしていこうかと考えていたところ、継承開業の募集を知り、問い合わせたところ菅原内科クリニック様を紹介していただき、継承を決意した次第です。同時期にちょうど医局人事も決まっており、昨年度は中通総合病院で1年間勤務し、それから開業するという話し合いになりました。コロナ禍で当科はかえって患者数が増加し、勤務医最後は多忙な1年となりましたが、多くの方に助けられて充実したものとなりました。
 継承開業なのでスタッフも患者さんも基本的には引き継がせていただきました。診療理念など今までの良いところは踏襲しつつ、自分のカラーも出していけたらと思っております。皆様宜しくお願い申し上げます。
 次は中通総合病院勤務時にお世話になった田近武伸先生にお願いしました。
 
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