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<ペンリレー>

発行日2021/01/10
中通総合病院  阪本 亮平
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陽気なヨーキー
 
 秋田赤十字病院の長沼先生からご指名頂きました、中通総合病院循環器内科の阪本です。岩手医大循環器医療センター勤務中には、同じ秋田出身ということで何かと声を掛けて頂き大変お世話になりました。コロナ禍もあり最近お会いできていませんが、引き続きよろしくお願い致します。
 最近犬を飼い始めました。1歳半になるヨークシャーテリアです。2019年の夏に急遽迎え入れることになりましたが、実はイヌが大の苦手でした。30数年前、下校途中大きな野良イヌに追いかけられてから、「動物は汚い・怖い」というイメージを持ち続けていたのです。しかしながらいざ迎え入れてみると、初日からその愛くるしさにメロメロになってしまいました。顔を舐められるのも、排泄物の処理も苦になりません。床に入ると側にピタリと寄り添って離れません。散歩も主として私の役目です。購入時に「1日10分で大丈夫だよ」と言われたはずが、短時間ではストレスを溜めてしまう個体のようで「1日2回、各40-50分」が最低ラインと分かりました。こうなるとこれまでの夜型生活パターンを一転させねばなりません。流石に冬場は厳しいのですが、夏場は早朝と夕方1日2回の散歩がルーティンとなりました。出勤時は一緒に連れて行けと後追いされ、帰宅時はドアを開けると全速力で走ってきます。
 大先輩方から見たらまだまだ修行が足りんと言われそうですが、40歳を過ぎると仕事も家庭も色んなことが起こります。そんな時はイヌを連れて散歩にでかけます。マンション住まいだと戸建よりも近所付き合いが薄くなりがちですが、外を歩いていると色んな人に声をかけてもらい、人脈ならぬ犬脈がどんどん広がります。外来患者さんからも「この間イヌ連れて歩いていたね!」と言われる事が増え、飼い犬自慢に花が咲くことがしばしばです。「子はかすがい」ではなく「イヌはかすがい」ですね。
 どうやらこれが妻の作戦だったようです。
 
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