♪~ずっと探していた~ 理想の自分って~もうちょっとカッコよかったけれど~♪ 毎週月曜日夜に放送されるNHKの番組「プロフェッショナル~仕事の流儀」
もともと前身は「プロジェクトX」 “ 執念のテレビ 技術者魂30年の闘い” “厳冬黒四ダムに挑む 断崖絶壁の輸送作戦” “窓際族が世界規格を作った VHS・執念の逆 転劇“ など毎週お茶の間に感動を呼び起こした、2000年3月から放送が開始されたドキュメンタリー番組「プロジェクトX~挑戦者たち」
感動とともに2005年12月に幕を閉じてしまったが、その後継番組として2006年1月から新しく始まったのが「プロフェッショナル~仕事の流儀」だ。
さまざまな分野の第一線で活躍中の一流のプロの仕事を徹底的に掘り下げる新しいドキュメンタリー番組としてスタートした。 番組の最後には、その人にとっての「プロフェッショナルとは?」と語る部分がある。その言葉にいつも感慨にひたり、勇気づけられたものだ。
私が記憶に残るプロフェッショナルをご紹介しよう。 まずは外科医 幕内雅敏 「365日24時間、医者であれ 」 言葉の重みを噛みしめ仕事をするも、休むこと、家族が大事と言い訳し、すぐに挫折(笑)
経営者 星野佳路 「任せれば、人は楽しみ、動き出す」 しかし、上司になったものの人を育てるのって難しい(泣)
それでも道を究めることを追い求めるために門前仲町にある天ぷら屋「みかわ 是山居」へ実際に行ってみた。 天ぷら職人 早乙女哲哉は言う、 「崖っぷちでこそ、旨い」 ひとつひとつの工程をいかに深く掘り下げ、素材の風味をギリギリまで引き出すか。そこに、本当の闘いがあると。
さらに天職は何かと問いに東麻布にある「野田岩」へ出向く。 “裂き3年、串打ち3年、焼き一生”といわれるうなぎの世界、 うなぎ職人金本兼次郎は言う、 「天職は、生涯をかけて全うせよ」 職人として一流のプロはどこまでも追求心があると。
そこで今度は向上心を求めて札幌円山公園の「モリエール」へ。 フレンチシェフ 中道博は言う、 「向上心とは、単に新しいものを追い求めることだけではない」 自分の足下を掘り下げること。斬新なものは生まれないかもしれないが、足下を深く掘ると、必ず小さな発見はある。それを地道に積み重ねていけば、大きく“進化”すると。
進化の次は、最先端を求めに富山市春日にある「レヴォ」へ。 フレンチシェフ谷口英司は言う、 「その場所にこそ答えがある」 「ここにあるものを諦めない」 最先端は地方でこそ生まれると。
もっぱら食べる方へと私のプロフェッショナルは歩んでしまった気もするが…。 それでもめげずに次は麺類にプロフェッショナルを求めた。
蕎麦といえば「翁達磨そば」 人生を込めて、蕎麦を打つ高橋邦弘は言う、 「もうこれでいいや」 「もうできちゃったからいいや」 「完成しちゃったって自分で言ったらおしまい」 との言葉を胸に食す。
うどんといえば、香川町の「もり家」。 真心で極みを目指す森田真司は言う、 「本当に一生懸命さ、それしかない」 「それを継続できるか、できないかだ」 香川でうどんを食べながら心の味を食した。
そして〆はスイーツに。 街を灯す、真心の洋菓子を求め、新百合ヶ丘のリリエンベルグへ。 洋菓子職人 横溝春雄は言う、 「決めた自分の仕事を信じて、まずやり続け、そして、現状に満足しないで常に努力し続け、最終的には感動を与えられる人」がプロフェッショナルだと。
私の今年の目標は 「わかったと思ったらまた他のわからないことが出てくるから、それが出来る人がプロフェッショナル。目標を達して、次の目標をちゃんと持てる人」 と豆腐から生き方を教えてもらった豆腐職人山下健の絹ごし豆腐を所沢で手に入れて、
度胸で仕入れ、情熱で売る「おいしい野菜を日本一知る八百屋」と称される、北千住の青果店で、杉本晃章の仕入れたねぎと大根を買って、
3年前に注文し今年やっと届くであろう、銅器職人の勅使河原隆が手掛けるおろし金をつかって、南アルプスの景色をみながら食すること、それが私の食に対する流儀である。
最後にもし、私がNHKに「プロフェッショナルとは?」と聞かれた時のために言葉を書き記しておく。
私の言う「プロフェッショナルとは?」 それは、どんな与えられた場所でも、昼夜を問わず、飽くなき追求心、向上心で、現状に決して満足することなく、目標をしっかりと定め、 与えられた仕事道具の特性を見極め、最大限活かせるよう手入れをして整備し、 いざ闘いの場に繰り出せば、一番いいスタートを切るために、絶好のポジショニングを行うが、 取れない時でも、自分の立ち位置で最大限の力を出すため創意工夫して待機行動をとり、 スタートの瞬間には、トップスピードとタッチスタートをできるだけ目指し、 いざスタートをきると、今まで培い努力してきた技術、戦略、知識、経験を活かし、 周りの状況を見極め、展開をつき、全速力で駆け抜ける。 そして、一生懸命に闘いの最後まで諦めず、ひとつでも上へと自分を押し上げ、 闘いが終わった際には周りの人に夢と感動、そして結果を残せる人。
理想ははるか彼方に…
♪~世界中にあふれているため息と君とぼくの甘酸っぱい挫折に捧ぐ… “あと一歩だけ、前に 進もう”~♪
北陸本線の福井駅から小松駅、そして小浜線へと進んで藤井駅に引き継いだリレーは、舞鶴線から山陰本線経由で福知山線内へと進んで谷川駅へと引き継がれて行きます。 秋田厚生医療センター産婦人科 谷川秀郎先生よろしくお願いします。
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