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<ペンリレー>

発行日2017/09/10
秋田厚生医療センター  福井 伸
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スマホに感謝
 
  今やスマホが手放せない時代ですが、私が初めて携帯端末を手にしたのは大学生の時のPHSでした。その後、携帯電話(docomo P205)に買い換え、就職した時は、医局から呼び出し用のポケットベル(ポケベル)が支給されました。ちなみにこのポケベル、若い方達はご存じないかと思いますが、病棟などから連絡がくると番号が表示され、その番号に自分で電話をかけ直すという手間のかかるものでした。
  その後、医局からの支給もポケベルからPHSに代わり、さらにスマホが世間に出回るようになってきましたが、私は携帯電話で電話とメールができれば充分だと感じていました。しかし、スマホの機能(アプリ)が充実してきて、自分好みのアプリも沢山あることを知ったとき、ガラケーから iPhone へスイッチしました。PDFファイルにすれば iPhone や 様々なタブレット端末で本が読めることを知ったとき、スキャナーと裁断機と iPad を購入し、自分が持っている医学書籍を含めた本や雑誌を、2ヶ月かけて片っ端からスキャンしてPDFファイルにしました。いわゆる「自炊」です。
  職業柄、なかなかまとまった時間をとることが難しいと感じていましたが、スマホを持っていれば、飛行機や新幹線の移動中はもちろん、その待ち時間だったり、飲み会に行く途中のタクシーの中だったり、トイレの中だったり、いつでもどこでもスキマ時間でいろいろできることが増えてとても重宝しています。
  特にありがたいと感じる場面が、出張などで県外、特に東京に行くときです。路線や乗り換え案内などのアプリとANAやJALのチケットをスマホに入れて、交通機関系電子カード(SuicaやPASMOなど)と電子マネー(Edyなど)があれば、財布を持たずに改札やカウンターで「ピッ」とタッチするだけでストレスなく移動できます。もう切符売り場の前で路線図を見上げながら目的地や料金を確認することもなくなりました。本当に便利な世の中になりました。地元の大館駅ですらホームを間違え電車に乗り遅れてしまった高校2年生の自分に、30数年後には便利なものができているから大丈夫だよ、と教えてあげたいです。
  ということで、今はとにかくiPhone をなくさないように(1度居酒屋に忘れてきました)、落として画面を壊さないように(1度有楽町駅の階段から落下し画面が粉々になりました)心がけています。
  さて、次回は昨年ご開業なさった、東通りこどもとアレルギーのクリニック 小松真紀先生に登場いただきます。
 
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