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<ペンリレー>

発行日2016/02/10
並木クリニック  並木 龍一
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「犬飼いました!!」10年後の我が家
 
  前回のペンリレー投稿は6年前で「犬飼います!!」というタイトルでした。少々古い宣言となってしまいましたが、ようやく1年前より犬(キャバリア雌)を飼い始めました。名前はキャバリアがディズニーアニメ「わんわん物語」(原題Lady&theTramp)の登場犬に似ている事から「Lady」。まだ飼って1年であり実話では面白くないので、10年後の「我が家の犬(達)」をフィクション映画のシナリオとして書いてみます。
  来た当初からレディは「甘えん坊」でした。誰か居ないと「甘え泣き」、そして「本泣き」し家中暴走(爆走)行為を繰り返していました。日頃お世話出来ない私と、お世話疲れの妻は遊び仲間としてもう一匹飼う決断をしました。今度は雄のキャバリアにしました。名前は「Tramp」(愛称トラ)。名前の由来は勿論「わんわん物語」で即決でした。来た当初はお互いに牽制しあうというより、一才年上のレディの方が身体も大きく「ワン!」と威嚇すると、トラは尻込みしてハウスに逃げ込む有り様でした。しかし1年もすると仲良くジャレ合い、お陰様でお世話の手間が省ける様になりました。想定はしていましたが「わんわん物語」のストーリーの如く、二匹はラブラブとなりました。不思議なことに、こうなると尻込みしていたトラの方がレディより格上です。例えばご褒美をあげる時(何故か整腸剤のエビオスが好き、これは実話)。我先と競っていたのが、レディがトラにお先にと伏せをして待つようになりました。そしてレディは妊娠したのでした。
  獣医さんに診てもらい妊娠を確認、その後は超音波のコツを教えて頂き私が「妊婦犬?診」をしました。犬は通常多胎妊娠ですので、何匹いるのか注目しました。自院の超音波検査で三匹の赤ちゃんを確認しました。そしてレディのお産の日、勿論、私が取り上げるつもりでしたので、緊張感を保つため自院の分娩室に連れて行きました。トラは(私で)大丈夫カヨと心配そうにレディに寄り添っていました。さあ腕の見せ所と分娩台に上げたとたん、一匹、二匹、三匹とポロポロと産れてきました。犬種によって違いがあるそうですが、キャバリアは安産で、産科医は必要ないことが解りました。皆、雌でした。名前は「レディ」以外に思い付かず「レディ子」「レディ江」「レディ代」にしました。二度目のお産も安産で三匹の雄を産みました。お察しの通り名前は「トラ太」「トラ次」「トラ造」にしました。(なんと安直なネーミング!!)  
  最初はどうなるかと思いましたが、親子、兄弟、姉妹皆仲良く暮らしています。妻はトリマーの資格を取りペットショップを開き、キャバリア専門のブリーダーとして結構稼いでいます。私はというと、たいした世話もせずレディ、トランプそして孫犬たちを掛け布団代わりに寝る毎日。我が家は、まるで映画「わんわん物語」のようになりました。「ワンコに囲まれるって本当にイイですネー。それでは次回20年後をご期待下さい。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。」(案外ノンフィクションになったりして・・・)
  次号は私が医師となった時の最初のオーベン(鬼軍曹のようだった)現在、山王八橋班でご一緒させて頂いている「山王レディースクリニック」津田晃先生(今はとても柔和です)にお願いしました。
 
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