トップ会長挨拶医師会事業計画活動内容医師会報地域包括ケア介護保険について月間行事予定医療を考える集い学校保健関連

<ペンリレー>

発行日2015/01/10
及川医院  及川 圭介
リストに戻る
趣味のテニスと苦悩のゴルフ
 
 秋田高校の同級生の米山和夫先生からのペンリレーです。高校卒業後、30年ぶりに戻ってきた秋田での生活の中で、身近な同級生はかなり心強くうれしい存在です。
 さて、少し自己紹介から入ります。1994年に日本大学を卒業後、東北大学消化器内科に入局し、これまで主に仙台市内の病院に勤務してきました。医局や職場の仲間にも恵まれ、消化器内視鏡の分野でも充実した環境で仕事することができ、居心地のよさもあって15年以上仙台ですごしました。しかし、一念発起し秋田に戻り、2013年5月にクリニックを開院しました。ばたばたと1年が過ぎましたが、保険診療のしくみや秋田の医療事情などまだまだ分からないことばかりで苦労の連続です。秋田に戻ってきて何かと生活スタイルが変わりました。そんな中でも趣味のテニスは続けたいと思い、紹介された山王テニスクラブに通い始めました。そこを拠点に次第にテニスの輪が広がり、最近では団体戦などにも出場したりと楽しんでいます。
 仙台では初中級者でも楽しめるテニスのイベントが多く、テニスクラブが開催する大会や大学の医局対抗戦のほか、年1回、医師会主催のテニス大会もありました。開業医の医師会チームや市内の基幹病院など計10チームくらい集まり1日かけて行われ、かなり盛り上がっていました。いろいろな先生方と交流ができ有意義な大会でしたので、秋田市医師会でも取り入れられると楽しいかと思いますがいかがでしょうか。
 私が大学時代から愛用しているラケットケースはもう古くボロボロですが今も捨てずに使っています。その訳は、松岡修造と伊達公子の直筆サインが書いてあるからです。松岡修造のサインは、ポリクリの実習中にもらいました。ツアー中に肩の調子を悪くし、あの明るい松岡修造がとても暗い顔をして落ち込んでいるところにお願いした、自慢のサインです。ファブリーズのCMを見るたびに思い出します。
 大学時代を東京ですごせてよかったと思うことの一つには、世界トッププロの試合を間近に見られたことがあります。当時、世界の強豪が集まるセイコースーパーテニスを観に、テニス部の仲間と何度か代々木体育館に足を運びました。インドアコート独特の、強烈で心地よい打球音が響く中、松岡修造やボリスベッカー、ステファンエドバーグなど、当時のビッグプレーヤーの試合を観戦しました。観戦後、すぐ大学のコートに戻りテニスをすると、みんなプロになりきったようにうまくなっているのが不思議でしたが、イメージトレーニングの効果だったのでしょう。
 最近は、イメージトレーニングのためにテニスをする前にナダルやフェデラーのVTRをみるようにしています。特に試合前は必ずみています。イメージができ、プロのようなプレイができるはず。ところが体重も増えなまった体では、頭の中でイメージはできていても、いざそれをしようとすると足がもつれてしまう始末。軽快に動けるようにダイエットしようと思いつつも、テニスで汗を流した後のビールは格別で、なかなか体重は減りません。
 昨年は錦織圭選手がやってくれました。テニスの世界四大大会の一つである全米オープンで見事準優勝。家族共通の趣味がテニスの我が家は、連日テレビの前で応援し、家の中に歓声が響き渡り、大いに盛り上がりました。特に、世界ランク1位のジョコビッチや、世界最速のサーブを打つラオニッチといったビッグサーバーを破っての勝ち上がりは、見ごたえありました。昔から、長身を武器にサーブで勝つタイプよりは、アンドレアガシやマイケルチャンといった、ストロークを武器にする選手が好きだったので、ストロークプレイヤーの錦織選手にはかなり注目をしています。
 最近はゴルフもするようになりましたが、テニスのような爽快感は感じられず、ストレスがたまる一方です。
うまくなれば気持ちがいいのでしょうが、テニスであれだけ早い球をうちかえしているのに、止まっているボールを打つゴルフがなんでこんなに難しいのか。ゴルフも学生時代から経験はありましたが、教わったこともなく自己流のためなのか、まったく上達できず、テニスのように楽しめてはいませんでした。それでも開業してからゴルフをする機会が増え、これではいけないと、練習場に通い、レッスンも受けました。また、クラブも悪いのかなとクラブのせいにしたりして、約20年ぶりにゴルフクラブを一新したりもしました。また、周囲の人たちから背中を押され、先日はコンペまで開催しました。練習の成果あってか、始球式は歓声があがるほどのナイスショットでした。結局それがその日の一番のショットでしたが・・・。
 テニスのように、爽快感の得られるようなゴルフができるのは、いつの日なのでしょうか。
 次のペンリレーは、やはり高校の同級生である、稲葉宏次先生にお願いしました。
 
 ペンリレー <趣味のテニスと苦悩のゴルフ> から