秋田市医師会報

＜ペンリレー＞	発行日2014/10/10
市立秋田総合病院　　米山　法子
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（個人的）ロンドンおすすめスポット

　当科科長小泉ひろみ先生よりご紹介いただき、ペンリレーに寄稿させていただくこととなりました。スペイン語の学習のように、つねに学んでおられる小泉先生の後で少々恥ずかしいのですが、半年間研修に行かせていただいたロンドンの話を書こうと思います。

　昨年10月より半年間、ロンドンのタヴィストッククリニックで研修をして来ました。タヴィストッククリニックは、ロンドン北部にある精神科のクリニックです。臨床だけでなく教育に熱心な施設で、精神科医・心理士・ソーシャルワーカー等、たくさんの方々が研修しています。私は、visitor program という制度を利用して、child development・family therapy・infant observation・eating disorderのコースに参加しました。始まった当初は、専門外のことを分からない言語で始めてしまった自分に少々呆れもしましたが、それもわずか数日。聞く事、読む事全てが新鮮で、“知る”楽しさを実感した半年間でした。今年の11月に夏期休暇（？）を兼ねて、同クリニックのshort lectureに３日間参加する予定なのですが、今から楽しみでなりません。　

　研修内容の詳細は、またどこかでお話しする機会があるかも（？）しれませんので、ロンドンの個人的なお勧めをいくつか御紹介致します。あくまで個人的なのと、旅行ならば“二度目”あるいは“長期滞在”向けなので御了承下さい。
１）ウォレスコレクション
　　リチャード・ウォレス氏のプライベートコレクションだった絵画等で、政府に寄贈された物を、お屋敷とともに開放している美術館。デパートが立ち並び、買い物客・観光客で賑わうオックスフォードストリートからほんのちょっと奥の通りに入った所にひっそりと建っています。ショッピングに疲れたら、ルーベンスやレンブラントをのぞきに行ってはいかがでしょうか。
２）ケンウッドハウス
　　ロンドン郊外ハムステッドヒースにあるカントリーハウス兼美術館。元々は、判事の邸宅でした。映画ノッティングヒルの恋人をご覧になった方には、ウィリアムが、映画の撮影をしているアナを訪ねて行ったお屋敷、と書くとお分かり頂けるでしょうか。ロンドン中心部からは少々時間はかかりますが、密かに置いてあるフェルメールもゆっくり鑑賞出来ます。広大な庭園やハムステッドヒースを散策するのも気持ちが良いです。夏には、庭園で野外コンサートが開催されます。皆、芝生に寝転んで、ピクニック気分で音楽を楽しむとか。

　興味深い所・お気に入りの場所は他にもありますが、美術館部門でこの２つとしました。ロンドンに訪れる方がいらっしゃいましたら、参考にしていただけると幸いです。

　最後になりましたが、ロンドンで研修という我儘をお許し下さった小泉科長初め同僚の先生方、小松院長に深謝致します。
　次回は、アメリカ留学経験をお持ちの、当科高橋まや先生にお願い致します。

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