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<ペンリレー>

発行日2014/08/10
立木医院  立木 裕
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坂の上の…
 
 今回は整形外科の堤先生からのペンリレーです。となると、話題はゴルフかなと会員の皆様は思うでしょう。そして坂の上といえば、あの有名な高原リゾートのゴルフ場の話かと…。そう、数年前まではゴルフばかを自認し、ドライバーは300ヤード、80台がでた頃からは月例にも出てみたりとすっかりはまっていました(自慢か!)。しかし、スランプ(?)は突然やってくるもので、ドライバーは曲がるし、アイアンでは草鞋のようなターフはとれるし、パットは入らないの三重苦が続き、いつしか熱も冷めてしまいました。口の悪い先輩からは「その格闘技系の体格はゴルフに向かないんだよね」とか「太ってキレがわるくなったじゃあないか」とまで言われる始末。それじゃあ体形を変えれば上手くなるのねと始めたのがロードバイクでした。
 初めてのロードバイクは、キャノンデール社(USA)のアルミニウム製入門用自転車でした。一応レースにも出られるくらいの装備にして、冬に買ったので家の中でも練習できるようにとローラー台も同時購入しました。家に居ながらにしてジムのエアロバイクを乗り放題状態となり、体重も順調に減っていきました。春になって道路を走るようになるとそのスピード感に圧倒され、またどこまでもどこまでも走って行けるような感覚にとりつかれてしまいました。「レースに出てみたい」と思った頃にはもう重症となってしまい、新しいロードバイクの注文をしてしまいました。二代目のロードバイクは、ウイリエール社(イタリア)のカーボンロードバイクでツール・ド・フランスでも使用されていたものです。他のパーツもひとつひとつ注文して自分好みの一台を作り上げて、いざレースへ。

1)SHOWA高尾山ヒルクライムタイムトライアル
 といっても、初めから公式レースは不安があるので自転車ショップの練習会から参加してみました。
 場所は雄和の高尾山。石井路月先生の家の裏山の中を通っている坂道です(一応国道)。標高差は300m、距離は3.3Kmしかありませんが最大斜度は15%の激坂です。SHOWA(手形山にある自転車ショップ、以前は教育学部の近くにありました)に所属する選手はここで鍛えて全国レベルの方もいます。私は、初参加の時は途中で歩いてしまいました。

2)SHOWA向浜タイムトライアル
 向浜の港にあるフラットなコースを30Km走るタイムトライアル。同時に開催されるデュアスロン練習会には、トライアスロンの第一人者(世界大会に参加)も参加しています。向かい風が強いと苦しい練習会ですが追い風だと潮風が気持ちいいんです。

3)日本の蔵王ヒルクライム・エコ
 私にとっては故郷に錦を飾る大事な大会。距離18.7Km、標高差1334m、平均斜度7.1%、最大斜度12.0%と国内ヒルクライムレース屈指の難コースです。普段は自転車で登れない蔵王ハイラインも走ることができ、蔵王の御釜がゴールです。リザルト:年代別で193人中78位。

4)鳥海ブルーラインヒルクライムfrom日本海
 今年初めて開催される大会。ブルーライン旧料金所から鉾立までの13.5Km、平均斜度7.5%(ヒルクライム大会では日本最大級)、標高差978mを走る大会です。将来的には象潟の海からのスタートを目指しているようです。晴れているときは絶景がひろがります(大会当日は曇りでしたが)。参加賞はお米。リザルト:年代別11位、総合89位。

5)チャレンジヒルクライム岩木山
 津軽岩木スカイラインで岩木山を駆け上がるコース。距離15Km、標高差928m、最大斜度11.8%、平均斜度6.2%。行けども行けども九十九折が続くデジャブなコースです。参加賞でにんにく焼き肉のたれやリンゴジュースがもらえるのがうれしい。リザルト:174人中90位。

6)きたかみ夏油高原ヒルクライム
 この大会には、土曜日のタイムトライアルと日曜日のヒルクライムの2種目があります。当然のことながら土曜日は休めませんのでヒルクライムのみの参加です。距離18.2Km、標高差555m、平均斜度3.0%。参加している大会では一番の得意コース、つまり、勾配が緩いコースです。リザルト:年代別(50歳代前半)70人中13位、総合227位。

7)矢島カップMt.鳥海バイシクルクラシック
 地元開催の全国レベルの大会です。この大会もタイムトライアルとヒルクライムの両種目があります。これも当然ですがヒルクライムのみの参加です。距離26Km、標高差1100m、矢島の駅前からスタート地点まではパレード走行があり、町の方々から声援を受けます。気分はツール・ド・フランス状態でスタートします。リザルト?この大会は7月27日開催です。この号が出る頃には結果が出ていることでしょう。ちなみに昨年は、年代別で202人中94位、総合599位、参加賞はお米でした。この大会が終わるとオフシーズン(私の場合)となり、次に向けてのオフトレーニング=ゴルフが始まります。
 普段の練習はというと近場で済ませてしまいます。土曜日の透析終了後の15時くらいから18時頃までがトレーニング時間。自宅~添川~藤倉~ザブーン~山の伍代~ザブーンの周回コースで60Km。何も考えずに山の中を駆け巡るとストレスも吹っ飛んでしまいます。1600Kcalほど消費するので、そのあとはたらふく呑んでしまいますが。
 ここまで書いてくると題名の続きが分かるかと思います。そうです、「坂の上の雲」ではなく「坂の上のポニョ」でもなく、「坂の上の自転車」でした。ロードバイクでヒルクライムは楽しいですよ、皆さんもいかがでしょうか。先日、医局のゴルフコンペでしばらくぶりにドラコンもとりましたので、ゴルフにも効果があるかは8月からのゴルフシーズンで実証実験をしてみて報告します。
 次は、大学の同級生でラグビー部でスクラムを組んだ仲間、清水産婦人科クリニックの清水 靖先生にペンをパスします。
 
 
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