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<ペンリレー>

発行日2014/07/10
玉田眼科  玉田 浩郁
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信州への旅
 
 土崎医談会で一緒に班長を2年間務めた吉成力先生からペンリレーを引き継いだものの取り立てて書く内容も思いつかず、今年のゴールデンウィークに家内と出かけた奥飛騨、上高地の旅について書かせていただきます。昨年は連休に休日当番が当たってしまい遠出ができず、2年ぶりの旅行となりました。なるべく時間を有効に使うため5月2日の午後の診療を終えて羽田行きの最終便に乗り新宿に着いたのは11時を過ぎていました。本当は居酒屋で一杯やりたかったのですが翌日に備えてホテルに直行し、コンビニで買ったビールで乾杯しました。私は朝早いのは全く苦にならないのですが家内が早起きが苦手なため翌日の列車は8時のスーパーあずさを予約していました。列車は時間通り松本駅に到着し、ここからバスに乗り換え平湯を経由して新穂高ロープウェイに向かうのですが松本駅に着くと、思ったより暑く長袖しか持ってきていなかった私は急いで駅前のデパートで半袖のシャツを購入しました。でも、その後、山に入ると徐々に気温は下がり、結局買ったシャツは一度も着ることはありませんでした。連休のためバスは満席でなんとか補助席に座ることができました。(これに乗り遅れると1時間待つことになります。)バスを乗り継ぎ、新穂高温泉にようやく到着し、楽しみにしていたロープウェイの駅に行くとなんと当日午前10時過ぎから発生した奥飛騨地方の群発地震のため点検により運休とのこと!ずっとバスに乗っていたため揺れには全く気付かず、車内でも案内はなかったためがっかりしました。運行再開も未定とのことで仕方なくホテルに向かい、チェックイン時刻には早かったのですが部屋を用意してもらいゆっくり温泉に浸かることができました。しかし、その間も時々山がゴーッと音を立てその後、下から突き上げられるような地震が何度もあり落ち着いて眠ることができませんでした。翌日は快晴で駅に確認するとロープウェイも運行予定とのことで早々と朝食を済ませ7時30分の始発ロープウェイに乗り西穂高口駅に向かいました。展望台からは真っ青な青空のもと絵葉書のような風景が広がり遠く白山連峰の山並みまで見渡すことができました。美しい景色を満喫し、観光客がどんどん増えてきたため帰りのロープウェイに乗ったところ終点間近で急に停車。なんと地震が起きたため安全点検のためしばらく停止するとのこと。もともと車内は揺れていたため地震が起きても全く気づきませんでした。幸いかなり下まで降りてきており駅も見えていたため車内はパニックにもならず皆さん静かでした。その後、ノロノロ運転で何とか終着駅にたどり着きましたが、駅にいた大勢の観光客は上りが運行停止になったため気の毒でした。その後、我々は上高地に向かい大正池から明神池まで散策を楽しみました。宿は奮発して帝国ホテルのベランダ付の部屋を取りました。2年前は焼岳側の部屋でしたが今回は穂高が望める素晴らしい部屋でした。夕食は家内を鉄板焼きに誘ったのですがメニューのコース料金を見て、二人でこれを食べてワインを頼めば秋田で2回寿司屋に行ける!とのことであえなく却下され、カジュアルレストランで軽く済ませました。翌日は一日中雨でしかたなく部屋でテレビをつけてみると早朝東京で震度5の地震。次男が東京におりマンションの7階に住んでいるため念のため連絡するものの応答なし。後で聞くと知らずに寝ていたそうです。最終日は天気も回復し再び大正池から河童橋まで散策し上高地を後にしました。今回の旅は地震に振り回されましたが天気もまずまずで英気を養うことができました。帰ってから約束通り家内を連れて馴染みの寿司屋に行ってきました。
 次は、土崎医談会の会計を長年勤められ、医局の先輩でもある内山博之先生にお願いしました。
 
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