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<ペンリレー>

発行日2013/03/10
岩渕内科胃腸科クリニック  岩渕 朗
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エコカーってなに?
 
 この度は秋高で同級生だったおのば高橋小児科クリニックの高橋康先生から回って来た。高橋先生は高校時代から理論派でとても信頼できるけど、この前電話で話した時そんな物食べる?みたいな人になっていたのには驚かされた。
ペンリレーは初回2002年8月、次が2008年8月で内容をつなげて書いたので今回もその後どうなっているかを混ぜて書いてみた。前回の最後は現行プリウス発売前でこの車に寄せる期待が大きいことで締めくくった。ちなみに前回はマニアックな単語に注釈は付けなかったけど今回もないです。しかも今回は冬に書いているのでモチベーションはやや低下してます。

今はもうないけどランエボX、当時はあまりemotionalじゃないと評価したけど、乗り換えてわかったこと、すご~くいい車、スポーツカーだった。3年前(2010)のお盆休み、1泊2日の強行軍でランエボで神栖市にあるサーキットの狼ミユージアムに行って来た。大変だったけど行って良かったです。スーパーカー世代には絶対おすすめ!
ついでに海ほたるにも行った。東京湾を秋田ナンバーのランエボで横断、ぶっ飛ばすはずだったんだけどオチがあってそれはできなかった。何故なら前日泊まった成田のホテルの第1駐車場が満車で未舗装の第2駐車場に停めたんだけど、そこで釘を拾ってしまったみたいで左後輪だったため気付いたのは海ほたるに向かっている途中、車の姿勢に違和感を感じ海ほたるでパンクを確認、海ほたるにスタンドはなくがっかりして最寄りの川崎浮島出口の出光まで80km/hで走りました。自分より遅い車はいなかった。
当時、韓国タイヤを履いていたせいだと誰かさんが言ったけどスタンドで滅多にないことと言われ運が悪かっただけと思った。ランエボに韓国タイヤを履かせた理由は単純に国産では高すぎたから。トータルの評価では自分の選択は間違っていなかったと思うし、なんでも自分で体験しないで意見を述べることはできないと思っている。でもパンクのおかげで途中のパーキングでプチツーに出かける前のディアブロSVに乗る諸星伸一さんに出会えたし名刺も頂いた。今では諸星さんを知らないスーパーカー乗りはいない。あれから年1回くらい菅生サーキットなどで会う機会はあったけど話をする機会に恵まれていない。

これとC5の組み合わせにしばらく乗っていた。アメ車の良さは乗らなきゃわからない。日本国内ではアメ車~?みたいに乗ったことないくせに低く評価されがちだしリセールバリューも悪いけど乗ればわかる!アメ車は良いですよ。タイヤもアメ車もなんでもまずはやってみることが肝心です。

ということで一昨年、かねてから欲しかったKカー(ワゴンR)をついにゲットした。自分がかっとび故に買うまでに20年はかかった。これがまたとてもすばらしい。小回りが効いて4WD夕一ボにしたから動力性能も我慢できる範囲、軽専用が使えるので駐車場が楽、燃費も自分の中ではすごく良い。雪道は滑りにくいし目立たない。なんたってレギュラーで14km/lは堅い。買った当時はこの車はエコカー減税の対象車じゃなかったけど自分がこれまで所有してきた車はみなハイオク仕様で燃費ってなに?的な車だったから感動した。もちろん欠点もある。CVTでう~む?だし足回りがプア、小僧のほんこつミニバンやおかんのミニ、おっさんのび一えむなどに煽られる。しかし目的別に車を使い分けているからと自分の中で納得しているし歳のせいか以前ほど尖った走りは減ったと思っている。
そして前回から引き続き、一昨年に免許更新してめでたくゴールド免許に復活しました!現行プリウスは所詮FFのエコカーだけと思っていては間違いです。プリウスはパワーモードでアクセル踏むと速いです。アクアは燃費の良い道具です。ここに来て気になっている車にディーゼルターボ、侮り難し、試乗していないから印象は書けないが良さそう。一昔前の日本のディーゼル車をイメージしたら、あなたの知識は30年古い。時代はコモンディーゼルかもしれない。

ところでエコカーって何?何がエコ?どこがエコ?お財布にやさしい車はエコ?例えばEVやPHV、家庭で充電して電気で走る車。その電気はどうやって作っている?当然発電所で発電して送電線で送られて各家庭に届く電気を使うけど、今は原発が軒並み停止中だからほとんどが火力発電所で原油を大量に燃やして発電しているわけだ。しかも送電ロスもあるよね。すると所詮EVは化石燃料を使って動かしているガソリン車の姿を変えただけの物じゃないの?現在のエコカーはレアメタルやら電気モーターやら発電・送電コスト、充電後の放電リスク、車の構造の複雑化などを考えると却って環境に悪そうだよね。またEV、HV、PHVなど価格が割高ですよね。しかもそれらのシステムが寿命を迎えた時、部品交換にかかるコストはエンジン車と較べようもなくお高く付くらしい。おそらくそこまでに浮いたガソリン代など帳消しになるだろうね。ただし寿命近くまで乗る1stオーナーはまずいないだろうから、そのリスクを背負うのは2nd3rdオーナーでしょう。回生エネルギーを利用する車は今まで捨てていたエネルギーを利用するようになって、そこはエコなんだろうけどあまりエコを実感できない。こうして考えるとどこがエコなの?

そうすると最初から燃費の良い普通のガソリン車やコモンディーゼル車に乗ってれば良いのか?燃費を稼ぐためにタイヤの空気圧を高めにするとか無用の荷物は載せるなとか言われているよね。また、スポーツカーの性能をパワーウエイトレシオで表現されることは多いです。要するに車体が軽ければ燃費は良くなって車の性能にも貢献するわけです。高級スポーッカーの値段が高いのは詳しい説明はぶっちゃけ省いてパワーウエイトレシオをより小さくして性能の良い車に仕立てるプラス内装を豪華にする、ですよね。

するとこれは言葉を換えると運転手はもちろん同乗者も痩せていると車の性能は上がりますよ~ってこと?食う物減らして運動して体重落とせば、たとえ燃費が悪い車でも燃費は良くなる、性能も上がる、これほど安上がりなエコはないのでは?もちろん健康にも良い。すると燃費の悪い車に乗りたい人は体重を減らせ、とも言える?腹がハンドルに当たったらアウトでしょ。

発想を変えて見よう。私の場合、趣味の車で燃費がすご~く悪い車でもたま~にしか乗らなければ使う燃料は少ないからエコカー?しかも走らせるとちょー気持ちが良い。非日常を味わえる。私は洗車も趣味だから洗っているだけでも満足しちゃう。欧州車はハイオク仕様が多いけど向こうのレギュラーのオクタン価が高く日本のハイオクと同等なため自動的にハイオク仕様になっちゃうんだ。例えばVWの燃費の良い車も日本に来ると皆ハイオク入れないとだめだから果たしてエコなの?となる。
ということで若干理論に無理があるのは自分でもわかるけど、結論は『お財布に優しい車がエコカー』かな。
 
 ペンリレー <エコカーってなに?> から