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<ペンリレー>

発行日2011/02/10
中通総合病院  小貫 学
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STARTING OVER
 
ゴルフを趣味とされていらっしゃる先生方は多いと思います。私もその一人なのですが、今回は私のゴルフの歴史(大袈裟な…)をご紹介したいと思います。

 私の父がゴルフが好きだったこともあり、小学1年生の頃には実家から近い、今はなき「十条ゴルフガーデン」によく連れて行かれました。当時はジュニアクラブもほとんどなく、あっても高価であったため、練習場の脇にあったグリーンでパットをするのが常でした。おかげで小学生にしてはパッティングの腕は上がり、むしろ邪念だらけの現在よりは良かったように思います。(笑)ただ一つ問題だったのは、両面打ち可能なパターを左で打っていたことです。(ちなみに野球も左打ちです。)父親が気付いた時にはすっかり左打ちに慣れており、果たしてこのパターが手放せなくなってしまいました。グリップこそ変わりましたが、現在でもこのパターは我が家にあります。
 身長も伸びた小学校高学年の頃。ついにクラブを握らせて貰ったのですが、もちろん左用クラブではありません。左用クラブを買う余裕などあるはずもなく、パッティングとは正反対の右打ちを強いられることになりました。現在もショットは右、パットは左という変則的なスタイルは変わっていません。(一度キャディさんにパットが逆と注意を受けたことがあります。(笑))

 中学生ともなると、ウッドで100ヤード位飛ぶようになり、父・兄と「御所野ゴルフガーデン」でラウンドするようになりました。「御所野ゴルフガーデン」は今の「秋田テルサリフレッシュガーデン」ですが、当時は大型ショッピングセンターが隣にあるはずもなく、国道13号線から林を抜けていく辺鄙な所でした。谷越えもままならず、大変苦戦しましたが、それでも非常に楽しかったのを憶えています。

 弘前大学に入学。もともとあまりスポーツが得意でない私は、ゴルフ部に入ることに決めていました。
 その頃は「大曲ゴルフ倶楽部」でもハーフ50ちょっとは出せるようになっており、入部の際にそのことを先輩に告げると目を輝かせて歓迎して下さいました。
 大学時代は「津軽カントリークラブ」で週末にキャディのバイトをしつつ、薄暮でまわるのが常でした。
 しかし、我流の練習ではそこから進歩することがなく、スコアはいつもハーフ50前半で、ラウンドで100を切ることができませんでした。(一度だけ100を切れるチャンスはあったのですが、パー3でOB4連発という有り得ない失態を演じて逃してしまいました。)
 しかも、何故か私の1年後輩から独学ながらぐんぐんと腕を上げ、あっという間に追い越されていくという時代が続きます。自分でもだんだんとゴルフに対する興味が薄れていくのがわかりました。

 時は流れ、中通総合院に就職。
 初代院長の瀬戸泰士先生には、私がゴルフ部にいたことが思い切リバレてしまい、「院長杯」に誘われます。瀬戸先生は、メーデーに職員を働かせておきながら、自らは「太平山カントリークラブ」でプレイし、あろうことかホールインワンを出してしまうほどのゴルフ好きで、私も外科研修医でしたから、断る訳にもいきません。さらに元ゴルフ部ということで、きつめのハンディキャップを頂き、スコアもパッとしないままでした。元ゴルフ部という肩書きが変にのしかかり、さらにゴルフへの興味が薄れていくのです。

 その後、IgA腎症で入院することとなり、スポーツをする機会自体が減っていきました・・・

 そんな私のゴルフへの興味を再び引き出し初めてくれたのが、横手で薬剤師をしておられる、Kさんご夫妻です。
 大曲に住んでいた際に、陶芸仲間の妻を通じて親しくさせて頂き、大のゴルフ好き(というよりセミプロ(笑))のKさんと、ワインを片手にゴルフ話をすることが多くなってきました。それでもまだ、クラブを握ろうとは思っていませんでしたが…

 そして咋年の冬の事。
 お腹の贅肉が気になり出した妻が、冬の間の運動不足解消に「Wii resort」が欲しいと言い出します。早速近所の家電量販店で購入し、夜な夜な「Wiir resort」を二人で楽しんでおりました。その中にゴルフゲームもあるのですが、特にスイングの上手い下手がスコアを左右する説でもなく、徐々にゴルフ経験のない妻のほうが上手くなっていくという皮肉な結果に…
 ある日の晩、いつものように「Wii resort」をしていると、妻が突然、『本物のゴルフがしてみたい。』と言い出します。「ゲームで勝っているからって、調子に乗りやがって。」とも思いましたが、妻も友人からレディースセットを貰っていたこともあり、納戸からゴルフバッグを引っ張り出して取り合えず練習場に出掛けました。

 久しぶりの練習場。まあ、飛びません。当たってもどスライス。
 妻には昔習った基本的なスイングを教えますが、当然ながらまともに当たりゃしません。 面白くなさそうにボールを打つ妻を見て、昔の自分の姿が重なってきました。
「このまま下手なスイングを憶えて、ゴルフがつまらないと思われるのは勿体ない。」
 そう思った私は、横手のKさんに連絡を取り、Kさんご夫妻も習っているゴルフスクールをご紹介頂きました。
 TVCMでもお馴染みの、「ゴルフARI」です。体験レッスンで「ARI」の理論を聞き、球筋が良くなったの感じて、早速入講を決めました。
 吹雪の中も通いました…
 妻は初心者なので先人観もなく、教わる通りに憶えていくようで、どんどん飛距離が伸びていきます。
 私自身は我流の期間が長かったので、その頃のクセが出て苦労するかと思いましたが、先生に言わせると「全くクセはない。」とのこと…
 まあ、確かにスイングに拘りはなかったですからね。(苦笑)

 雪が融け、いよいよゴルフシーズンになると、週末は暇を見つけてはパブリックコースでラウンド。「ゴルフARI」のコースレッスンの甲斐もあって、我々のスコアは徐々に良くなっていきました。
 そして念願だった「100を切る」は、「森岳36ゴルフ場」で達成。
 全くの初心者だった妻も、半年でレディースティで110台が出せるようになりました。

 この話を聞いて黙っていなかったのが、前述のKさんご夫妻です。
 時々ゴルフに誘って頂きますが、最近はKさんのレッスンのもと、男性はフルバック、女性はバックティ(!)という過酷な状況でラウンドしております。お陰様で妻も「北上カントリークラプ」の谷をバックティから越えられるまでになりました。

 冬になってラウンドは出来なくなりましたが、夫婦でゴルフの話題は尽きません。
 現状で満足されていないゴルファーの先生方、プロのレッスンは絶対オススメです。
 そして是非、ご夫婦・ご家族での参加をオススメします。
 会話も増えますし、早起きして一人出掛ける後めたさからも解放されます。(笑)

 宣伝になりますが、我々が習っている「ゴルフARI」のサイトです。http://sports.geocities.jp/ari_schooll117/

 次回は、高校の同級生である、「かん限科」の姜和哲先生にお願いします。



 
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