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<ペンリレー>

発行日2007/06/10
吉成皮膚科クリニック  吉成  力
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開業医1年生
 
 平成19年4月19日、秋田市将軍野に開業いたしました吉成です。新米開業医で、慣れない日々が続いております。まずは、簡単に自己紹介をさせていただきます。平成7年に岩手医大を卒業後、大学及び関連病院で10年間、岩手県内で仕事をしていました。平成17年4月に秋田組合総合病院に赴任し2年間お世話になり、現在に至っております。 開業準備は1年前から始めました。まずはクリニックの建設ですが設計士さんと綿密な打ち合わせを何度も行い、何とか図面が完成し10月に着工いたしました。去年のような大雪が心配なところでしたが、今年は暖冬でそれほど雪も積もらず順調に進みました。3月には建物が完成し理想的な病院ができたと自負しています。また、院内の機器決定、職員の選定、その他もろもろ、毎日が目が回るような忙しさでした。開院当初から電子カルテの導入を考えていたのですが、機種の選定にも時間がかかりました。いざ、決めてからはテンプレートの入力に数ヶ月かかり、これも大変な作業でした。自分が使いやすいカルテにするために病名、薬剤、注射、検査、処置などを入力し、それをセット登録するというものです。地道な作業でしたが、開院後はトラブルもなく、完壁に?使いこなしております。今まで紙カルテに書いていたものが全てワープロ入力は大変だと思っていましたが、慣れると苦になりません。全て医師が入力するため、事務は会計し処方箋を渡すだけとなるため効率が良く、待ち時間の短縮にも繋がっています。また、検査センターからインターネットを通じてオンラインで取込、電子カルテ上の様々なデータをグラフ化、法改正に伴う煩雑な対応作業からの開放、新薬情報の更新はボタン一つでOKなど、電子カルテの利点はたくさんあります。もっと、使いこなせるように頑張りたいと思います。電子カルテの話題ばかりになってしまいましたが、使いこなせても患者さんが来ないと何もなりません。この原稿は、開院後1週間時で書いています。患者数はまだまだですが、あせらずマイペースで地域医療に少しでも貢献できればと考えております。今後ともご指導の程、宜しくお願い申し上げます。
 次回は秋田組合総合病院皮膚科で私の前任者である石田晋之介先生にお願いしました。
 
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