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<ペンリレー>

発行日2004/05/10
中通リハビリテーション病院   小貫 渉
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モスラVSクレヨンしんちゃん
 
 私が子供の頃、いやつい最近までは映画館といえば有楽町でした。小学生の時には父といっしょに「ゴジラ」シリーズ、中学1年の時は当時小学2年だった弟を連れて「スターウォーズ」、また中学卒業前、高校入試の前の日に「ロッキー」の1~3までの3本立てをみて、もう合格した気分になってしまったこともありました。
 あれから20数年、私は3人の子供を引き連れて年に5~6回イオンタウンのシネコンヘ行きます。春休みは「ドラえもん」ゴールデンウィークは「クレヨンしんちゃん」夏休みは「ポケットモンスター」や「仮面ライダー」冬休みは「とっとこハム太郎」と「ゴジラ」の同時上映と、ここ数年はお決まりのパターンです。
 ドラえもんについてはいまさら解説するまでもないのですが、主題歌が始まるとそれに合わせて館内の幼児たちが「こんなこといいな一できたらいいな一」と合唱する雰囲気が何ともいえません。さらに同時上映の「パーマン」でついにパーマン4号(女の子)の正体がわかったのは収穫でした。
 仮面ライダーシリーズはTVでは日曜日の朝放送されていますので、御覧になっている方もいらっしゃると思いますが、最近は仮面ライダーが何人も出てきて味方になったり敵になったり複雑です。ストーリーも大人向けで、まじめに見ないとついていけません。ウルトラマンシリーズもそうですが、最近の番組は大人と子供が両方楽しめるようにストーリーが出来ており、ウルトラマンをみながら人間や社会について考えさせられます。
 両方楽しめるといえば泣く子も笑う「クレヨンしんちゃん」ですが、映画のしんちゃんは文句なくおすすめです。大人と子供が別のところで笑ってしまうギャグの二重構造はTVアニメと同様ですが、ここ最近のしんちゃんは”泣ける映画”としても有名です。
 3年前に上映された「クレヨンしんちゃんオトナ帝国の逆襲」では、しんちゃんの父、野原ひろしの空想シーンに私をはじめたくさんのパパたちが涙しました。私は当初、ちょっとはずかしくて言えなかったのですが、新聞でこのことが記事になってからは声を大にして「泣けるぜ一」とみんなに紹介しています。
 その後の作品でも必ず1カ所以上ウルっとくるシーンがあり、今年の作品も非常に楽しみです。
 冬休みに上映される「とっとこハム太郎」は、ストーリーは何の変哲もないアニメですが、テーマ曲のイントロを聴くと妙に元気が出てしまう不思議な作品です。そしてなぜかこれと同時上映の「ゴジラ」ですが、ついに今年最終回を迎えます。ゴジラといえばモスラ、モスラといえばザ・ピーナッツですが、昨年の「ゴジラVSモスラVSメカゴジラ」ではあの名曲「モスラ~やモスラ~」が復活しました。歌っているのはもちろんザ・ピーナッツではなく、今どきの女の子たち2人組なのですが、妙に感動してしまった我々おやじ達でした。
 我が家の末っ子は今年小学校に入学。もうしばらくシネコン通いが続きそうですが、来年上映予定のスターウォーズ完結編(エピソード3)だけは有楽町の劇場で(しかも夜)一人でゆっくり観賞したいと思っています。
 そして「やっぱりおれがダースベイダーだ!」と妙な感傷にひたりながら、南通りをとことこ歩いていくことでしょう。
 
 ペンリレー <モスラVSクレヨンしんちゃん> から